オステオパシーによる施術(症例別)の例を紹介
手のしびれに対する施術
オステオパシーには手のしびれで来られる方も多いです。
頚椎の問題(ヘルニア、脊柱管狭窄症)や胸郭出口症候群、手根管症候群など様々な症状で来られます。
また中には原因がよく分からない方、手術を勧められているが手術は行いたくない方、長年、治療を受けているが変化がないといった方も来られます。
カウンセリングシート記入
カウンセリング
現在の症状や日常生活、生活習慣など詳しくお話をうかがっていきます。
ここまではどの様な症状でも共通です。
検査
● しびれの場所、どのような痺れかなどを確認
どの神経に問題を引き起こしているのか確認します。
● 胸郭出口症候群に対する整形外科テスト
● 背骨(脊椎)のゆがみ、可動性などを確認
特に頸椎のゆがみ、可動性の低下から、しびれる事があります。
また胸椎の影響でしびれが出る場合もあります。
● 鎖骨の可動性を確認
鎖骨によって神経が圧迫され、しびれる事があります。
● 肋骨の確認
肋骨の影響により、しびれる事があります。
特に第1肋骨に問題がある場合は要注意です。
● 首~肩の筋肉の緊張度を確認
前・中斜角筋、小胸筋などにより神経が圧迫され、しびれる事があります。
● 腕の筋肉、骨間膜の緊張度を確認
円回内筋や回外筋といった腕の筋肉や骨間膜の緊張により神経が圧迫され、しびれる事があります。
● 肘関節の確認
肘関節の問題によって周辺組織に問題を引き起こし、しびれを引き起こす事があります。
また、肘の負担が腕の筋肉に負担をかけて緊張させることがあります。
● 前腕(橈尺関節)の確認
橈尺関節の問題によって周辺組織に問題を引き起こし、しびれを引き起こす事があります。
また、橈尺関節の負担により腕の筋肉や骨間膜が固くなり、しびれを引き起こす事もあります。
さらに手首に負担を掛ける事によって、手根管症候群などのしびれを引き起こす原因になる事もあります。
● 手首(手根関節)の確認
手根関節の問題により、しびれを引き起こす事があります。
手首には小さい骨が多くあり、それぞれが関節同様に動きがあります。
これらの小さい骨が何かの拍子でずれたり、動きが悪くなり手首全体の動きが悪くなる事があります。
それにより、しびれや痛みを引き起こす事があります。
他にも必要に応じて検査を行います。
オステオパシーによる施術
カウンセリングや検査で得られた情報を元に安全性や最適な効果を考え、手技により行っていきます。
一人一人の状態に合わせて、オステオパシーによる施術を行います。
- 背骨(脊椎)や肋骨のゆがみを整えたり、可動性などを整えていきます。
- 肩、肘、橈尺関節(前腕)、手根関節(手首)のゆがみを整えたり、関節の可動性を整えていきます。
- 固くなった(緊張している)筋肉、靭帯、筋膜をゆるめます。
他にも必要に応じて施術を行います。
説明・アドバイス
からだの状態や気になる点などを説明させていただきます。
また今後の生活についてなどアドバイスさせていただきます。